週末、おやつに白玉団子を作りました。子どもの頃よく作ったなぁと懐かしくなり、小1と年中の二人を誘って一緒に作ることに。
白玉団子作りは簡単・楽しい
ボウルに白玉粉を入れ、袋に記載された分量の水を加えます。
耳たぶより少し硬くなるまでこねたら作業をバトンタッチ。
団子を丸めるのは子どもたちのほうが得意かも。粘土遊びの要領でくるくる上手に丸めていました。
私はその横で茹でる準備。鍋にたっぷりの湯を沸かし、沸騰したら団子をそっと入れていきます。ぽたんぽたんと沈む白玉団子を遠巻きにみる4歳息子と、「私もやりたい!」と団子を奪う6歳娘。
じゃあすくう係をお願いしようかな。団子が浮いたらお玉ですくって氷水のなかに入れるんだよ、と娘に教えました。
白玉団子と科学の話
「なんで泡が出るの?」
鍋のなかをじっと見ていた4歳が疑問を口にしました。良い着眼点です。「大気圧下で水が100℃になると蒸気へ変わるんだよ」と言いたいのをグッとこらえて、
「水が温まると蒸気に変わるの」
「泡は鍋のなかの水が蒸気になっているんだよ」
と答えると、「ふーん」と息子。そしてさらなる疑問を続けました。
「なんで団子は浮くの?」
おお!次は水の状態変化よりもむずかしい質問です。ちょっと待って。Googleで調べるから。
- 団子が沈むのは水より重たい(密度が大きい)から。団子=白玉粉+水なので、白玉粉の分重たくなる。
- 温まると団子の中の水が蒸気へと変わり、体積が増え、密度が水より小さくなる。→ 浮く!
密度や温度など物性の話は、私の専門分野の範疇なので鼻息あらく解説したくなるのですが、今日のところはとりあえず、
「団子が浮くのは、水より軽くなったから」
とお茶を濁しました。
白玉団子が浮くのはしっかり茹であがった証拠。娘がすくって氷水に落とすと、団子中の蒸気が水に戻り、白玉団子が沈みました。
科学は身近なところから
料理は科学に通じます。
濃縮めんつゆを薄めて濃度の概念を、乾麺を茹でながら水の状態変化を。子どもたちには積極的に料理を教え、理科を学ぶ前に感覚を養っていけたらなあと考えています。
白玉団子はホットクックで炊いたあんこをつけて食べました。「団子20個を5人で分けると一人何個ォ?」と割り算ジャブをいれるも子どもたちには届かず。競うように口へ運び、あっという間になくなりました。
つるんと美味しい白玉団子、子どもたちをまた作ろう。
おまけ
① 小1の夏休みのお家イベントは、こちらの本からいくつか試してみたいと思っています。
「食べられる」科学実験セレクション 身近な料理の色が変わる? たった1分でアイスができる? (サイエンス・アイ新書)
② ヨビノリたくみさんのこの記事が大好き。いつか子どもにも読ませたい。
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