幼児と絵の具でお正月の絵を描いた

6歳4歳と一緒に絵を描きました。

末っ子が1歳のわが家では、絵の具や粘土遊びのハードルが高く、保育園任せで避けてきましたが、冬の自宅イベントで思い切って「絵の具」を取り入れたところ、親子とも楽しく、多くの発見がありました。

絵の具でお正月の絵を書いてみよう

1歳がお昼寝した隙を見計らい、子どもにお絵かきを提案すると、「やるやる~」と乗り気な4歳と6歳。さっそく絵の具とパレットを準備し、画用紙を机いっぱいに広げました。

絵の具をパレット上で混ぜ、するすると画用紙に絵を描きはじめる6歳。 一方、4歳はなかなかお絵かきをはじめません。

どうやら「絵を描く」よりも「パレットの上で絵の具を混ぜる」「筆を水に入れ、何色に変わるか確かめる」に夢中でした。真剣な表情で、黙々と遊びます。

4歳の色遊びが、ついにパレットや水から画用紙へと移りました。その間にも、6歳はコンセプト持ち、お絵かきを進めます。「何を書くの?」と聞くと「山!海!太陽!」と教えてくれました。MOS?

絵の具そのものを楽しむ子どもたち

絵の具を持った4歳が「これを紙につけて」が言うので、画用紙に絵の具で点をつけると、水をたっぷりつけた筆でスルスルスル~と線を引きました。

それを見ていた6歳も、「私も!私もやりたい!」と。娘は、絵の具の色や配置まで細かに指示をだします。 何やら頭に思い描く構図があるみたい。

と、4歳の方へ目を向けるとすでに筆は持っておらず、なんとクレヨンをコロコロさせて絵の具をのばしていました。

画用紙の上もクレヨンの周囲も、豪快に色が変化していきます。さすが4歳!面白いことを考えるなあと感心してしまいました。

先日、末永幸歩さんの『「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考』を読みました。そのなかで印象に残ったエピソードがあります。

2歳だった末永さんが、クレヨンで描いた絵をお母さんに見せたところ「上手だね~!何を書いたの?」と言われて、無言で首をかしげてしまった、とのエピソード。「虹?」「コロッケ?」と次々に絵の内容について尋ねる母の言葉に困惑した理由を、末永さんは次のように考察されていました。

幼かった私がこの作品に見ていたのは「虹」「コロッケ」といった、絵の向こう側にある「イメージ」ではなく、自分の身体の動きによって紙のうえに刻まれていく「行動の奇跡」だったのではないでしょうか。

──『「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考』p252

なるほどなぁと思いました。そして今、絵の具で絵を描く子らの姿を間近で見て、末永さんの考察に納得しました。

子どもたちは、絵の具そのものを全身で楽しんでいるように見えました。

6歳と4歳の絵を飾る

1時間ほど絵の具で遊び、ついに二人のアート作品が完成です。

洗濯物干しで絵の具を乾かした後は、

それぞれリビングと子供部屋に飾り、お正月のインテリアにしました。

今回初めて、自宅でお絵かきして思ったことは、「子どもたちが作品をつくる過程をもっと見たい」でした。出来上がった作品そのものも、もちろん楽しみなのですが、その過程を見るのはもっと楽しいことなのかもしれない。そんな発見があった、6歳4歳とのお絵かきタイムでした。

今年は、子どもとたくさん絵を描く一年にしたいと思います。

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