子どもたちの好きな絵本に島田ゆかさんの「バムとケロ」シリーズがあります。とくにケロちゃんがおもちゃを部屋じゅうに散らかすシーンがお気に入り。絵本を読むたび、ケロちゃんのおもちゃをひとつひとつ食い入るように眺めています。
わが家の子どもたちは、ケロちゃんのように床いっぱいにおもちゃを広げて遊ぶのが好きです。小学生の上の子は頻度が減ったものの、二男(4歳)はまだまだおもちゃ遊びの現役世代。あっという間に床一面におもちゃ、おもちゃ…となります。まさにケロちゃんが遊んだ後の部屋そのものの光景が、わが家では毎日繰り広げられているのです。
(在宅勤務する横で自由気ままに遊ぶ4歳)
私はすっきりした暮らしが好きですが、子育てがスタートして早々に「いつも片づいている家」は断念しました。そのかわりに目指したのは、「すぐに片づく家」。さぁ片づけよう!と動き始めたら、10分程度で元通りになる仕組みを考えてきました。その際、意識したのはこちらの2つです。
- ものの場所を決める
- しまう時の手間を減らす
ものの場所を決める
(二男がいちばん好きなおもちゃはパズル)
テンポよく片づけるためには、ものの定位置が明確である必要があります。ですが、時々、片づけ中に「これどこに置こう…」と迷うことも(オマケや子どもの工作などはその筆頭格です)。そんなときのために、わが家では仮置きボックスも用意しています。迷ったらとりあえずここ、という場所を予め決めておくと、片づけの手が止まらずさくさく進みます。
しまう手間を減らす
収納はワンアクションにしましょう、という片づけのコツをよく見聞きします。引き出しや蓋の開け閉めを極力減らすとしまうのがラクとの意味ですが、本当にその通りだと思います。わが家では、すぐに散らかるおもちゃは、箱にポイっと投げ入れるだけの収納を採用しました。片づけのときは、ひたすらおもちゃをかき集め、箱にどさーっと入れています。
1日に2回、部屋を元に戻します
(廊下までおもちゃ、おもちゃ、おもちゃ…)
絵本「バムとケロ」シリーズでは、ケロちゃんが散らかしたおもちゃを、バムちゃんがやれやれ…といった顔で片づけますが、最近は上の子たちがケロちゃんからバムちゃんへ変わってきました。先日も、やれやれ顔の長女(小3)が、わが家のケロちゃん(二男)が散らかしたおもちゃを片づけてくれました。頼もしい!
子育て中は、いつも片づいている家はむずかしいので「すぐ片づく家」を目指したわが家。気がつくと、出かける前と寝る前の1日2回、部屋を元に戻す暮らしのサイクルができました。今後は、少しずつでも子どもたちに片づけ習慣が浸透したら良いなと思っています。
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