知的障害・自閉症のある息子の子育てを発信すること

このブログを開設したのは2017年、2人目の育休中でした。長女(当時2歳)と長男(当時0歳)のお世話と日々の家事、そして職場復帰後は仕事も待ちかまえている状況に直面し、「生活が回らない!」と、部屋づくりや家事の仕組み化の試行錯誤を行いました。せっかくならその過程で気づいた工夫を周囲(とくに夫)と共有したいと思ってはじめたのがこのブログです。

ブログを書き始めて1年後に第3子(二男)の妊娠が分かりました。そのため、二男の場合は妊娠や出産、そして子育ての記録が、新生児の頃からブログに残っています。ですが、これらの記録は途中から、薄いベールをかけたようにぼんやりしたものに変わってきました。二男の発達遅れが明らかになり、私の興味関心が「障害をもつ子の子育て」にシフトした一方で、これらを発信することに戸惑いが生じたからです。

二男を育てるうえでの困りごと、私の心の変化などをつぶさにブログに書くことは、将来、子どもが私の記事を目にしたときに傷つけてしまうかも。子どもがイヤだと言えばいつでも記事は削除しますが、そもそも二男には何を書かれても理解できない可能性もあります。そんななかで、親の私が子どもの障害を発信してもいいのか、葛藤が続きました。

(二男にパソコンを乗っ取られる)

それが変化したキッカケは、私自身が、障害をもつ子の子育てをつづった書籍やブログをこの2年間で多く読んだことでした。知的障害、発達障害と一括りにいっても、その状況は千差万別だということが、様々な体験談を通して学びました。次第に、障害児の子育てについて一つでも多くの事例をネットの片隅に残すことは、誰かの助けになるかもしれないとも思うようになりました。

最終的に、二男の障害をブログに書く後押しとなったのは、夫や上の子たちが私の文章を通して、二男のことをもっと知りたいと話すようになったことです。このブログを始めた発端は、暮らしの工夫を家族と共有したいという思いからでした。そして今は、二男を育てるうえで調べたこと、気づいたことを、家族はもちろんのこと、必要とする方とも共有したいと思っています。

(姉と兄と同じことがしたい二男)

これまで、ブログでは発達遅れについてサラっと本文中で言及するにとどめ、あまり検索されないようにタイトルに「知的障害」「発達障害」「自閉症」などのワードは避けてきました。ですが、今後は本ブログに「知的障害・発達障害」のカテゴリーを設置し、障害児の子育てを書く予定です。二男の成長記録として書いた過去記事も上記カテゴリーに含めました。ご興味がある方はこちらからどうぞ。
発達障害・知的障害児の子育てについてのご質問は、ブログのコメント欄や(旧Twitter)のDMからお寄せいただけるとうれしいです!

ランキング参加中です
にほんブログ村 子育てブログ ワーキングマザー育児へ

わが家の暮らしが本になりました

スポンサーリンク

\ Share the article /