先日 二男が5歳になりました。昨年も同じことをブログに書きましたが、「この子を産んでもう5年！」と月齢を意識するたびに毎回驚きます。というのも、二男はかなり成長がゆっくりなので。5歳になった今も発語はなく、体も小さいです。2年前には知的障害の診断も受けました。そのため、この子はどんな成長過程をたどるのか、3人目にも関わらずまったく分からず、新鮮な気持ちで二男の成長を眺めています。
この1年を振り返ると、二男のできることが格段に増えたと感じます。たとえば、冷蔵庫を開ける、バナナを取り出す、皮をむいて1人で食べる…などなど。気がつくと、開けっぱなしの冷蔵庫がピーピーとアラームを鳴らし、バナナの皮がいくつも床に散らばっていて、自宅がリアル「マリオカート」状態になっているのはさておき、やはりできることが増えるのはうれしいものです。
知的障害の診断を受けた際、担当医に「この子はいつ頃話すと思いますか？」と聞きました。すると担当医は少し困った顔をして「話すまでかなり時間がかかると思います。そもそも話すかどうかも分からないです」との答え、自分から質問したくせに、聞かなきゃよかった…としばらく落ち込みました。話さない二男とは、永遠に意思疎通ができないと突きつけられた気がしたのです。
担当医の見解通り、2年経った今も二男はまったく話す気配がありません。それでも最近、二男とコミュニケーションが取れていると感じることがぐんと増えてきました。白いご飯が大好きな二男は、お茶碗が空になるとそれを持って炊飯器の前に置きます。私がご飯を盛ると、ニコニコ笑いながら自分の席にお茶碗を持っていき、椅子に座って食べ始めます。そこに一切の言葉はありませんが「ご飯おかわり！」と聞こえる気がします。
「これがしたい！」を私や周囲の支援者に伝えられるようになってきた二男。目を合わせたり、満面の笑顔もみせてくれたりして、かわいさが爆発中です。もちろん大変なことも増えていますが、ときにはマリオカートのバナナの皮トラップに引っかかりながら、「今」を楽しみたいと思います。体重14kg、身長93cmになりました。二男くん、5歳の誕生日おめでとう！
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