コロナ禍を経て職場では在宅勤務が定着しました。昨年からはオフィスに人が戻ってきましたが、同じ部署のメンバーは子育て世代を中心に、週数回の在宅勤務をしています。私も週3、4日は在宅勤務、気が向いたときに出社する、ハイブリッドな働き方に落ち着きました。
以前こちらのブログにも書きましたが、私は在宅勤務ができなければ仕事を続けられなかったと思います。しかし最近は、家庭の事情を差し引いても、自分は在宅勤務に向いていると感じるようになりました。
その理由は、在宅勤務で仕事の効率が見違えるほど上がったからです。実は、子どもが生まれるまでは月に100時間を超える残業もして、かなりのオーバーワークでした。しかし子どもが生まれてからは、そんな働き方が難しく、仕事内容を変えたり、効率的な働き方を模索したり。何とか残業なしで働けるようになったものの、毎日出勤していた時は、トイレに行く暇すらないほど時間に追われていました。
ですが、在宅勤務になり時間内ですっきり仕事が終わる日が増えてきたのです。それは「集中できる時間が増えたから」。私の場合、出社すると周囲のガヤガヤした音で集中力が途切れたり、席にいると何かと話しかけられたりして、作業効率がぐっと下がっていたようです。自宅の静かな環境では、出社時の8割程度の時間で作業が完了し、考えもまとまりやすいと感じています。
一方で、同僚には在宅勤務を嫌がる人も一定数います。家だと遊んでしまう、会社の方が集中できると話していました。どのような働き方が適しているのかは本当に人それぞれですね。また、在宅勤務ではコミュニケーションが上手く取れないから出社すると言う人もいます。これは私も同じ意見。そこで、コミュニケーション(という名の雑談)のために、週1回で出社するのが、今の私にとっては「仕事のちょうどいいバランス」だと思っています。
ブログにも少し書いていますが、数カ月前から、長女(小3)が教室に入れなくなりました。学校側と相談し、普段は自宅学習、学校に来れそうな日は別室登校に、今は落ち着いています。
最近になり、長女が自分の気持ちをぽつりぽつり話すようになりました。「ガヤガヤしているから教室は苦手」「ひとりで勉強した方が短い時間で終わるからいい」。なるほど、在宅勤務に向いている親がいるように、自宅学習に向いている子もいるんだなあと、長女の話を聞いて妙に納得。教室だと雑音が大きく、集中できないところも少し親子で似ているのかもしれません。特性に合わせた、勉強や仕事に集中できる環境づくりの大切さをヒシヒシ感じている最近です。