ワーママ第2シーズンの備忘録|時短からフルタイム勤務へ、そして妊娠中の働き方


2018年4月末に2人目育休から復帰し、私の「ワーママ生活 第2シーズン」がスタートしました。

・・と思いきや、復帰1ヶ月後に第3子の妊娠が判明。

同年の12月末から、またまた産休に入りました。

あっという間でしたが、様々な気づきがあり、とても濃かった「ワーママ第2シーズン」。

今回は、この8ヶ月間の感想をブログに書きたいと思います。

「時短勤務」か「フルタイム」で悩む

育休による仕事のブランクは1年半。

こんなに長く仕事から離れるのは、社会人になってから初めてのこと。

復帰直前は、「はやく頭を仕事モードに切り替えないと」という焦りから、フルタイムでバリバリ働きたい気持ちが強かったです。

めちゃくちゃ前のめりになっていました。

そんな私の頭を冷静にさせてくれたのは、復帰直後に面接した人事部長のこの一言。

「まずは2ヶ月間の時短勤務しては?」

「生活のペースをつくることが何より大事」と、時短勤務をやんわりと勧めてくれました。

いま思うと、このとき無理にフルタイム復帰をしなくて良かったです。

時短勤務をしたはじめの2ヶ月間で、「平日タイムスケジュール」のペースをつかみ、夫婦の協力体制を整えたことが、共働き生活のソフトランディングにつながりました。

関連記事 フルタイムに戻すタイミングはいつ?復帰2ヶ月で時短勤務を解除します

マミートラック?それとも気遣い?

ワーママ生活のペースにも慣れてきた、復帰1ヶ月目。

この頃に感じていたことと言えば・・

仕事がない!!

部署移動こそしてないけど、もしや「マミートラック」かもと悩みます。

「マミートラック」とは、子どもを持つ女性の働き方のひとつで、仕事と子育ての両立はできるものの、昇進・昇格とは縁遠いキャリアコースのことです。
コトバンクより引用しました)

Twitterでは前向きにつぶやいているけど…、実際は自分の仕事っぷりに悶々とした日々を送っていました。

ありがたいことに、私の会社は子どもを産んでからも働きやすいよう、制度が充実しています。

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また、定時退社がマストな私に対し、上司はムリのない範囲での業務調整してくれます。

たとえば、復帰直後のとある日。

たまたま廊下ですれ違った部長から、「ヨリさん復帰したんだね。ちょうどよかった、今度○○社向けのプレゼン資料作成して貰いたいんだけど」と言われました。

それは、以前に一度手伝ったことがある特命業務のつづき。

私のメイン業務ではないけど…、せっかくだしやるか!

と、腹をくくって仕事依頼を待っていましたが、結局その仕事が私のもとにくることはなく。

おそらく直属の上司が、復帰したての私を気遣って、止めてくれたんだと思います。

「ヨリさんは定時退社だから、あまり仕事を頼めないよね」

自分でも、いいかげん被害妄想だなと思いますが、上司やグループのメンバーからそんな気遣いをされているように感じていました。

でも、がっつり仕事にコミットできないのは事実。

復帰1ヶ月目は、思いっきり働けないことに対する焦りと、ゆるく働くことを許容してくれる職場への感謝との間で、気持ちが揺れ動いていました。

妊娠中の働きかた

ゆるく働くことに対して吹っ切れたのは「3人目妊娠」が判明した復帰2ヶ月目の頃。

というか、つわりや眠気でとてもじゃないけどバリバリなんて働けない。

この時ばかりは、定時退社なワーママ生活で良かったと心底感じました。

(1人目妊娠中は、普通に残業していたので…)

自分のキャリアに対する焦りはいったん影をひそめ、この「ワーママ第2シーズン」の間は、チームメンバーのサポートに徹しようと決心します。

30歳半ばである私は、グループのなかでは役職/年齢ともちょうど真ん中。

同じグループの同世代は、大型プロジェクトのラインのリーダーとして、後輩を率いてゴリゴリ仕事をこなしています。

また、30歳前後の後輩たちも、プロジェクト案件を自ら抱える時期にさしかかりました。

一方、妊娠中ワーママである私は、彼らののような働きかたは難しい。

この頃の私がやっていたことは、後輩たちのプロジェクトの一部タスクを引き取って、スケジュール通りに完遂させること。

私自身もプレーヤーとして手を動かしつつ、新入社員や海外子会社のエンジニアへ仕事依頼して(時には指導して)、ガシガシとタスクをさばきます。

チームの一員としての「自分の強み」って何だろう?

話はかわりますが、上司や先輩からは「仕事がはやいね」と言われます。

誉め言葉であるこのフレーズ、実は私のなかではコンプレックスでした。

それは、たいして熟考せずに結論を急いでしまう自分は専門職として未熟だと感じていたから。

与えられた仕事をサクサクこなす能力は、プレーヤーとしては良いかもしれない。

だけど、これから技術職としてキャリアを積むうえでは、「この分野ではだれにも負けない」という強みをもたないと。

・・でも「自分の強み」って何だろう。

振り返ると、ワーママ第2シーズンは、このことばかりを考えながら日々の仕事に取り組んでいたように思います。

・・・

そんなワーママ生活も12月末でいったん終了。

最終日はグループの忘年会でした。

妊婦なのでお酒は飲めませんでしたが、仲間との久しぶりの飲み会はとても楽しかったです。

すこし名残惜しいけど、2次会に流れるグループメンバーを一通り見送り、ひとり駅までむかおうとしたとき、

「ヨリさ~ん!さみしくなるね~~駅まで一緒に帰ろうかぁ~~」

完全に酔っぱらいな元上司(←女性)が絡んできました(笑)

「私もさみしいですよぉ~~」と思わず元上司のテンションにつられて、ヘロヘロな会話をする私たち。

すると、元上司がこう切り出しました。

「ヨリさんが仕事を手伝った○○くん、『仕事がはやい』って驚いていたよ。ヨリさんの仕事のスピード感が体感できて良い経験ができたと思う。よく頑張ったね〜〜」

・・・(元)じょ~しぃ~~泣!!!

チームの一員としての「自分の強み」って何だろう?

ずっと自問自答していました。

しかし「強み」とは、「これが私の強み」と主張するものではなく、「あなたはこれが得意だよね」と周りが認識するものなのかもしれない。

私の得意なことは、「仕事がはやいこと」

あまり深く悩まないし、分からないことは直ぐに聞く。

たまに引っかかりを見過ごして、失敗することもあるけれど…

周りを巻き込み、一気にトップギアにいれてタスクをこなすことは出来る。

この強みを育ててみようか。

そんなことを考えながら、いつもより遅い電車に揺られて、私のワーママ第2シーズンが終わったのでした。

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