「旅に出たい！」
四面が壁に囲まれたシェアオフィスの個室に籠り、一日仕事をした帰り道にふとそう思いました。秋晴れの心地よさに誘われて…というよりも、ストレスフルな日常から逃げだしたくなったのです。
今年から、また家族旅行をするようになりました。帰省をのぞけば、実に3年ぶりです。この間に、わが家の家族旅行の方針はずいぶん変わったなと思います。子どもが乳幼児だった3年前は、旅先への移動がとにかく大変でした。そのため、気合を入れて出発した後は、3、4日間ゆっくり過ごしたい…。計画を綿密にたてた年1回の長期旅行が、わが家の旅行の方針でした。
ですが、上の子たちが小学生になった今、移動の負担がぐんと減った一方で、学校がある平日はなかなか休めなくなりました。おのずと長期旅行はハイシーズンに行くことになり、予算面で躊躇してしまいます。そこで、今年は家族旅行の方針を、年1回の長期旅行ではなく、近場に1泊2日する旅行へ変更。3～4カ月おきに「そろそろ行く？」と夫婦どちらかが言い出したタイミングで、サクッと出かけています。日程は、小学校の土曜行事後の振替休日（月曜）が狙い目で、親が１日仕事を休み、比較的空いている平日（日、月曜）に計画します。
直近の小学校の年間予定表を確認すると、ちょうど1ヶ月先に振替休日がありました。すかさず、夫婦とも会社の共有スケジュールをブロック。宿泊先と電車チケットもネット予約しました。こういう時の行動は早い。
会議の予定がつまった仕事スケジュールのなかで、燦然と輝く「休暇」の二文字を楽しみに、あと数週間の仕事を乗り切りたいです。