「人から勧められた本はすぐに読むようにしている」 と同僚が話していました。それすごくいいなぁ、私も真似しよう。 そう思ってから数日後、っそく本をおススメされる機会がありました。『アウトルック最速仕事術』(ダイヤモンド社)です。 著者の森新さんは、エクセルやパワーポイントよりも”アウトルック”(メール)のスキルのほうがよっぽど大切だと言います。
私は、アウトルックスキルの向上こそが、働き方改革において最も生産性の向上に効果のある取り組みだと確信しています。これは、エクセルと違ってコミュニケーションツールであるがゆえ、新入社員から経営陣までほぼ例外なく使うツールであり、一般的に管理職になると触れる回数の減るエクセルのスキルの向上よりもアウトルックのスキルの向上のほうが組織全体として得られる効果が大きいためです。
──『アウトルック最速仕事術』より
「実はお勧めの読み方がありまして……」と、この本を勧めてくれた、恐ろしく仕事が速い後輩のA君が控えめに言葉を続けました。
「Kindleで購入してスマホのアプリに入れておくと便利なんです。 横書きなので Web 記事感覚でスラスラ読めるし、僕はアウトルックの機能を調べたい時はこの本の中身検索をしています」
なるほど。図書館で借りて試し読みしようと思っていましたが、その場ですぐに Kindleをポチってしまいました。
ビジネス本は、読んだだけでは意味がなく、それらを実践してこそです。これからはスマホに入れた『アウトルック最速仕事術』を指南書として使うことに。たとえば、トピックのひとつに「受信トレイには未処理のメールだけを残すことで、To Doリストの役割も持たせる」とありました。うん、これはすでにやっている。ふむふむと読み進めると、
私はちょっとしたタスクがメール以外から発生したときには、自分宛にぱっとメールを送信することがあります。To Doリストをポストイット等に書き出して机に貼っている人や、エクセルに転記している人もいますが、自分宛のメールを使って業務を進めれば、一番使うプラットフォームであるアウトルックにTo Doリストを統合できます。
──『アウトルック最速仕事術』より
これは盲点だった。さっそくタスクを自分宛てにメールして、アウトルックの受信トレイでTo Doリストを管理するやり方に変えてみます。タスク管理が「受信トレイの未処理をひたすら処理すればOK」となり、これまでよりラクに感じました。
今後も『アウトルック最速仕事術』のエッセンスを取り入れて、仕事習慣をアップデートしていけたらと思います。誰かのお勧めはすぐ読むに限りますね。
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