本を読み、実物を体験する

「本を読み そして実物を見に行こう」

子どもたちに向けてそう語るのは、動物学者の今泉忠明さん。『ざんねんないきもの事典』シリーズの監修でも知られる方です。4月8日の朝日小学生新聞に掲載された今井さんの次のメッセージをうんうんと頷きながら読みました。

子どもたちにまず伝えたいのは、「本を読もう」ということ。自分の好きな本でいいのです。読んだら、可能な限り「実物」を見に行きましょう。生き物の本なら動物園や博物館に、漫才の本なら劇場に足を運び、自分の目で確かめるのです。

私にとっては、子どもたちが「絵本」を出発点にして、多くのことを覚えていく姿を見ることがなによりうれしいです。絵本で興味を示したことは、なるべく実物を見せてあげたいと思います。

お出かけは、最近読んだ本がキッカケになることが多いです。先日子どもたちと行った「ポンペイ展」は、児童書『ポンペイ最後の日』を長女と読んだあと、「ところでポンペイってどんな都市だったんだろうね?」との話になり、訪問を決めました。
2000年前の人々の暮らしぶりが分かる出土品を目にしたことで、子どもたちはローマ文明をグッと身近に感じるようになったと思います(サイゼリアに連れて行くと、イタリア風のインテリアを見て「ポンペイ!」と叫んでいました笑)。

とはいえ、動物園や博物館に毎週出かけて「実物を見せる」のが難しいときもあります。そんなときは出来る範囲の、小さな体験を。
たとえば、長男が『あずき』の絵本に出てきた「お赤飯」を見て「これなあに?」と興味を示した翌日は、夕飯にお赤飯を買って一緒に食べました。このように、絵本に登場する美味しそうな食事は、実際に作ったり食べたりして、五感で楽しんでいます。

「本を読み、実物を体験する」は、子どもの学びで意識したいこと。次は、何に興味を示すのか? 子どもたちを観察するのも楽しいものですね。

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