家事をラクにする3つのアプローチ

職場の先輩がこんなことを言っていました。

「仕事で必要なスキルは、技術力・パソコン力・英語力の3つ」

技術職である私たちには、専門分野の「技術力」はもちろんのこと、加えて、パソコンを使いこなして効率よく仕事するスキルと、海外チームとコミュニケーションできる英語力も大事、と話す先輩。「3つをバランスよく伸ばすことで、いいエンジニアになれると思うんだ」と言い切ります。うんうん、頑張ります。以来、この3つのスキルを時折思い出して、仕事に取り組んできました。

そしてふと思いました。これって「家事」にも当てはまるかもしれない。

1|技術力=家事力

家事の「技術力」はそのまんま、家事力を指します。

場数をこなすうちに、技術力が向上するのは仕事と一緒。やり方が分からないときは調べ、もっとラクな方法を模索するうち、少しずつ家事がラクになりました。たとえば洗濯物の畳み方ひとつとっても、一人暮らしをはじめた頃と今では全く違う。畳むスピードは速くなったし、手の抜きどころ(キレイに畳まなくてもよい等)も分かってきた。

いちばん家事力が上がったのは「料理」です。

と言っても、自炊歴約20年の割には、料理のレパートリーはたいして多くないのですが。「この食材なら、アレつくろう」とパッと献立を組み立てたり、何十何百と調理し考えなくてもできる料理でなんとなく食べていけるようになりました。状況にあわせて家事を最適化したつもり。

2|パソコン力 =自動化力

ですが、家事を「技術力」だけでカバーするにも限界がある。共働き育児生活に突入して間もなく、「やってもやっても終わらない……」の壁にぶち当たります。「家事の工夫はしつくした…これ以上何を……」と頭を抱えます。

ブレークスルーとなったのが、家電やパソコンによる「自動化」の力でした。

仕事でも、ちまちま作業していたことが、プログラムで一気に時間短縮!って場面が多々あります。ここ2~3年で、わが家の家事にもまったく同じことが起きました。食洗機やドラム式乾燥機を導入で、家事の時間が一気に30分~1時間/日も削減されたのです。

家庭運営もデジタル化が進みつつあります。

買い物はネットからだし、写真整理や家計管理はパソコンやスマホなしではもう成り立ちません。デジタル技術は日々進化しています。「これは!」と思うアプリや機器は仕事や家庭でどんどん取り入れ、効率化・自動化を目指したいです。

英語力 =コミュニケーション力

最後に英語力について。家事をラクにするアプローチにはピンときませんが、「コミュニケーション力」と置き換えるとどうだろう。

コミニュケーションは当たり前だけど相手がいてこそ。今抱えている問題は何か、どうすれば解決できるのか、チーム(家族)で共有できる仕組づくりが家事をラクにする一助になると思います。

そういえば最近、夫と二人で「共働きの家事育児100タスク表」をチェックしました。これまでなんとなく分担してきた家事でしたが、お互いの仕事量が明確になり、家事についてざっくばらんに話をする良いキッカケになりました。コミュニケーションの一環として定期的に二人で(もしくは家族で)チェックするのも良いかも。

最後に

家事をラクにする3つのアプローチをまとめると、

  1. 家事の最適化で手間と時間を短縮をする(家事力)
  2. 家電やパソコン・スマホを駆使する(自動化力)
  3. 一人で問題を抱えず、家族と一緒に解決する(コミュニケーション力)

といったところでしょうか。

話しは戻って、仕事で必要な3つのスキルを教えてくれた先輩。私に向かって更に言葉を続けます。

「ヨリさんは技術力とパソコン力はまぁ備わっているよね。後は英語力を頑張ろう!」

はい、先輩すいません。私の至らない英語力でその節は随分ご迷惑を……と恐縮しっぱなし笑

この時の仕事で英語力のなさに打ちのめされた私は、それから亀の歩みで勉強を進めるのですが。10年経って思うことは、足りない英語力を強化したことで今でもこの仕事を続けられている、ということ。

翻って家事をラクにすることは、家事力・自動化力・コミュニケーション力の3つのうち、足りない個所を伸ばしていけば良いのかなぁ。などとお皿を片づけながら考えている次第です。

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