バウンサー、抱っこひも、鼻吸い器。3人の子どもが順番に使っていたものは、お下がりに出したり、処分したりして、一つひとつ家からなくなっていきました。末っ子が小学生になった今では、乳幼児期に使っていたものはほとんど残っていません。そんななか、「これはずっと使っていくだろうな」と思える子ども用品があります。それは「子ども椅子」です。
わが家の子ども椅子は、コロンとした丸い背もたれに一目ぼれして購入した木製の椅子です。同じ椅子が2脚あり、一時期は2歳差の長女と長男が並んで座っていました。その後は末っ子の次男がこの椅子に座り、ご飯を食べていましたが、それもいつの間にか卒業。気がつけば、子どもたちが使わなくなってからずいぶん経ちました。
2LDKの限られたスペースで暮らしていることもあり、余計なものは持たない暮らしを実践しているわが家。使わなくなった子ども椅子は、そろそろ処分かな?と頭をよぎりました。けれど、実はこの椅子は何かと便利。床に座ったときにはちょっとしたテーブル代わりになったり、部屋のなかで軽く腰掛けたりできるのです(肘掛けがないため、大人でも座ることができます)。
本来の用途(子ども椅子)ではなくなっても、わが家では愛着のあるこの椅子を、これからもずっと使い続けたいと思っています。