長男(小1)は、寝る前に必ず「これ読んで」と絵本を持ってきます。少し前までは、絵本ではなく児童書を持ってきて、長いなぁ…と思いながら読み聞かせしていましたが、なぜかまた絵本に戻りました。最近よく読んでいる絵本はこんな感じです。
・大ピンチずかん/鈴木のりたけ
様々な「大ピンチ」がユーモラスに描かれた絵本で、とても売れているようです(テレビCMも放映されていました)。長男は、夏休みの読書感想文にこの本を選び、以来ずっと読んでいます。様々な「大ピンチ」を事前に知ることで、対処法や危機回避ができるかも? さながら、子ども版「ヒヤリハット報告書」ですね。
・ぼくのねこ/鈴木のりたけ
「大ピンチずかん」と同じく、鈴木のりたけさんの絵本です。見開き1ページにアイデア満載の変わったねこがたくさん登場するシーンは、長男のお気に入りです。そういえば、かこさとしさんの「からすのパンやさん」で色々なパンが出てくるシーンも好きだったなぁと思い出しました。
・きょうはみんなでクマがりだ/マイケル・ローゼン
「きょうはみんなでくまがりだ」のフレーズを繰り返しながら進む、家族の冒険を描いたお話。テンポがよく、読んでいる私も楽しいです。原文(英語)は、あそび歌として親しまれていると知り、納得です。登場する家族構成(父、母、姉、兄、赤ちゃん)が、今のわが家にそっくりで、愛着が湧きます。
・ランパンパン/インド民話
「ランパンパン!」と太鼓を鳴らし、王様に戦いに挑むクロドリのお話。道中で仲間を集めるくだりはインド版の「桃太郎」で、仲間(猫、蟻、木の枝、川)が個性を活かして戦うところは「さるかに合戦」。異国の民話なのに、どこか懐かしい雰囲気の絵本でした。
・「一年一組せんせいあのね」/鹿島和夫
作者の鹿島さんが担任した小学1年生たちとの「あのね帳」(交換日記のようなもの)から、54篇のつぶやきを収録した絵本です。1年生の長男には学校あるあるが満載なようで、げらげら笑いながら読んでいます。親の私にとっては、ハッと心をゆさぶるような「あのね」があり、育児に疲れを感じたときに手に取りたいなと思える1冊です。
さいごに、「一年一組せんせいあのね」から、わが家の小学生2人(小3、小1)が声をそろえて「これ分かる!」と言った「あのね」をご紹介します。「ぼくは がっこうがきらいなのに おんがくかいのよびかけのとき 「がっこうはたのしいね」っていうかかりに なりました」。
子どもが小学生になり、少しずつ親から離れて世界を広げてつつあるなと思います。「これ読んで」と持ってくる時間は案外残り少ないのかもしれませんが、冬の長い夜は一緒に絵本を読みたいです。
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