夏になると「冷や汁」をよく作ります。冷や汁は、冷たい味噌汁(のようなもの)を温かいご飯にかけて食べる郷土料理。具材には、焼いたアジをほぐして使うようですが、私はもっぱらさば缶で代用しています。10分ほどで出来上がるので、料理がめんどくさく感じる日でもサッと作ることができます。
材料は、さば缶、絹ごし豆腐、きゅうり、みょうが、味噌、そしてだし汁。きゅうりは両端を落として小口切りに、みょうがは輪切りにします。
味噌はステンレススプーンにすくって、軽く焼き色がつくまでコンロの直火で炙ります。香ばしくていいアクセントになります。
ボウルに水とだしの素を入れ、焼き味噌、さば缶、くずした豆腐、きゅうり、みょうがを加えます。味を見ながら味噌を足し、みそ汁くらいの塩気に調整したら完成です。冷蔵庫でしっかり冷やして、熱々のご飯にかけていただきます。
最近は子どももよく食べるので、ボウルいっぱいに作っています。余った分は翌日の在宅勤務のお昼に。冷えた汁をご飯にかけてさっと食べるのが、夏の楽しみになっています。いろんなレシピを試して、今はこの形に落ち着きました。手軽で涼しく、わが家の夏の味です。