小学生になると、本格的に勉強が始まります。実は長男(新小3)は、小学校1年生のスタートで少しつまずいてしまいました。「勉強がむずかしいから学校やだ…」との言葉に、これはマズイと焦ります。
そこで考えたのが、「絵本」を通して学ぶ方法でした。最近まで保育園児だった長男にとっては「学習ドリル」よりも「絵本」に親しみを覚えるはず。探してみると、小学校の勉強につながる内容の絵本はたくさんありました。とくに役立ったのはこちらの2冊です。
遠山敬「さんすうだいすき」
算数が得意な子も苦手な子も楽しめる「さんすうだいすき」シリーズ。単なる計算問題ではなく、数の仕組みや考え方をわかりやすく説明しています。イラストが豊富で、遊び感覚で学ぶことができました。長男はこの本で足し算・引き算のイメージがついたと思います。
荒井真紀「あさがお」
小学校1年生といえば、生活科で「あさがお」を育てる学校も多いですね。荒井真紀さんの絵本は、植物の成長過程が美しいイラストとともに描かれており、観察する楽しさを教えてくれました。種まきから発芽、花が咲いて種ができるまでの流れが丁寧に説明されているので、学習のサポートにもなります。
鹿島和夫「一年一組せんせいあのね」
こちらは「勉強」とは直接関係ないけれど、長男が小学1年生のときにハマって読んでいた絵本です。子どもたちが日々の出来事を先生に伝える「せんせいあのね」というノート。その言葉一つひとつに、「話を聞いてもらうのって嬉しいな」という気持ちがあふれています。小学校生活に不安を感じるお子さんにもおすすめの一冊です。
紹介した絵本はどれも、1年生の好奇心を育み、学ぶことの楽しさを伝えてくれました。小学校入学祝いを検討されている方は、「絵本」を贈り物にしてみてはいかがでしょうか?