小さく産まれてゆっくり育っている二男は、総合病院で発育発達を診てもらっています。現在はひと通りの検査が終わり、重度知的障害の診断も出たため、これ以上病院ですることはあまり無いのですが、何かのときにすぐ対応できるよう、主治医とは半年に一度面談をしています。
面談では主に、二男ができるようになったことを色々と話しています。歩いて保育園まで行けた、ジャンプができた、と主治医に報告するたびに「着実にできることが増えてますね!」と目を細めて一緒に喜んでくれます。ところが先日の面談では、主治医の反応がいつもと少し違いました。二男君は何をして遊びますか?との質問に対し、「最近はずっとパズルですね」とスマホで写真を見せたところ、目を丸くしたのです。
こちらは「永久に遊べるパズル」です。その名の通り、このパズルを渡すと二男は永久に遊んでいます。発達年齢約2歳(実年齢は5歳)の二男が、大人でも難しいこのパズルをあっという間に完成させたときは本当に驚きました。写真を見た主治医が「思ってたパズルと違いました!」と言い、ですよね〜と思わず笑ってしまいました。
二男の子育ては「思ってたんと違う」の連続です。だからこそ面白い。ようやく、そんなふうに思えるようになってきました。大変なことは多いし、自分の時間も圧倒的に足りなくて落ち込むこともありますが、「違う」を目の当たりにするたびにふつふつと人間の面白さを感じます。家族や主治医、そしてサポートしてくれる周囲の方々とそれらを共有し、二男との暮らしをもっと楽しみたいと思っているこの頃です。