年末年始休暇は長女(小4)と映画を観に行きました。日本の公立小学校の1年間を切り取ったドキュメンタリー映画「小学校~それは小さな社会~」です。コロナが猛威をふるっていた2021年が舞台。入学したての1年生と卒業を控えた6年生に焦点を絞り、彼らの生活を追います。この年にちょうど長女が小学1年生になったので、なつかしいなという気持ちで観ましたが、じわじわと色々なことを考えてしまいました。
「6歳児は世界のどこでも同じようだけれど、12歳になる頃には、日本の子どもは”日本人”になっている」との言葉に、あぁその通りだなと感じます。映画に映し出されるのは小学校のありふれた光景(給食配膳、掃除など)ですが、これらを通して集団行動や勤勉さといった日本的価値観が育まれていくのだと再認識しました。
長女は小3の時に突然学校に行かなくなりました。理由は本人にも分からないようでしたが、私自身は、長女が”日本人”的な価値観に反発しているようにも見えました。2024年は、そんな長女がまた「小さな社会」に戻った年でした。嫌になったらまた戻っておいでという気持ちで、小学校に向かう長女の背中を毎日見送りましたが、長女は「小さな社会」と折り合いがついたようで、小学校生活を楽しんでいます。このドキュメンタリー映画も「すごくおもしろかった。小学校あるあるがいっぱいあった!」と話していました。
私がこの映画で心に残ったのは、1年生を受け持つ先生が「毎日平均台の上でバランスを取っているようだ」と話していたシーンです。子育てするなかで、私自身も常にそのよう感覚を持っています。2024年を振りかえると、どこまで子どもの自由にさせるか、どこまで親が手助けするかなど、その線引きに毎回迷いながら決断する連続でした。迷いはときどきXにもつぶやいたり…。
夏休み明けから小2長男が行き渋り。昨年長女が学校に行かなくなった経験から、泣く子を無理矢理学校に連れて行くのはもうやらないと決めているけれど、長男の場合は校門まで連れて行き、気持ちが落ち着くのを待てば1人で学校に入っていける。休ませるのは簡単だけど、見極めが難しい。
— ヨリ (@yori_mi_chi) September 8, 2024
まぁ今年も色々ありましたが、概ねよい年でした。来年も引き続きよい1年になるといいな!
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