「弟はレアキャラだから、タッチすると1年間に10回幸運が起きる」。二男との保育園の帰り道に、一緒についてきた長男（新小3）が謎設定を言い出しました。わが家の“レアキャラ”こと二男は、この春から特別支援学校に通い始めます。長男は、弟を「レアキャラ」として特別な存在として見ているようです。
「たとえばどんな幸運があるの？」と私が聞くと、「プリンがちょっと安く買える！」と長男。「もらえる」ではなく「安くなる」との慎ましい発想に思わず笑ってしまいました。
「ほかには？」と話を掘り下げると、長男は少し考え、「弟くんが夢の中に出てくる」と答えました。「それはいいね」と相槌を打つと、「それで、夢の中でお話ししてる！」と続けます。言葉を話す気配さえない二男ですが、長男の夢の中では一緒にお話ししているのかもしれません。私もその夢に混ぜてほしいなーと思った帰り道でした。