2019年に生まれた第3子は、知的障害を伴う自閉症でした。息子の障害が分かるまで、思い出せる範囲でブログに書きたいと思います。前回(①、②)は生後半年で発育・発達の専門医(大学病院)につながるまでを書きました。今回は大学病院での検査について振り返ります。
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大学病院小児科のフォローアップ外来に、生後半年から通うことになった二男。最初に診てもらったのは内分泌(ホルモン)の専門医でした。成長曲線で成長度合をチェックするとともに、内分泌系の疾患を持っていないかを検査します。血液検査、尿検査をすること数回。数値の異常はとくになく、内分泌系の疾患は確認されませんでした。身長、体重ともに成長曲線の下限ではあるものの、じわじわと増えています。
「体の成長はとくに問題なさそうですね」。担当医にそう言われたのは、二男が1歳を迎えた頃。数回病院に通い、あらかた検査がすんだ後でした。「問題なし」の結果を受けたとき、安心よりも先に感じたことは、「それならなぜ成長が遅いの?」。1歳になった二男はハイハイはもちろんのこと、つかまり立ちやお座りすらまだ出来ず、二男より低い月齢の子が動き回る姿をみて、日に日に「何かあるかも?」と、不安が募っていたのです(当時の日記はこちらです)。
(コロコロ転がっていた二男1歳)
診察室で「なぜ?」との疑問を口にしたかどうかは今となっては忘れてしまいましたが、少なくとも顔に出ていたと思います。「体重、身長は継続してこちらで診るとして…」。担当医が話を続けました。「小児神経専門の先生にも診てもらいましょう」。
小児神経では、脳、神経、筋肉に関わる疾患を取り扱います。そう言われても、当時の私には「二男の成長が遅い原因と何の関係があるの?」といまいちピンときませんでした。小児神経はどんな病気を診るのか?との疑問に対し、日本小児神経学会のWEBサイトより引用すると「小児神経はけいれん、運動・知能・感覚・行動または言葉の障害など脳、神経、筋に何らかの異常がある小児の診断、治療、指導を行う科」と説明があります。
内分泌の検査の次は、首のすわりや歩くことが遅い、言葉がなかなか出ないなど、発達がゆっくりな原因として、なにか脳・神経・筋肉の病気(障害)がないかを調べることになりました。
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次回は小児神経の診察や検査についてす。二男は1歳から4歳まで様々な検査をしてきました。すべてを詳細に書くことは出来ませんが、大まかな流れをお伝えできればと思っています。お付き合いいただけるとうれしいです。