子どもの知的障害・発達障害、 気づいたのはいつ?

「子どもの障害はいつ気づいた?」

二男の療育で親しくなった方とのランチ会で、誰ともなくこんな質問があがりました。その場にいる全員が、知的障害・発達障害をもつ4歳児の母親です。いちばん多かった回答は、疑いをもったのは1歳すぎて言葉が出なかったとき。実際に診断を受けたり、療育に通ったりと、動き始めたのは3歳頃、というもの。

私の場合は、子どもの発達に対し「ん?」と感じたのは割と早く、二男が生後2カ月のときでした。ですが、疑いから確信に変わるまでは、実に2年以上かかりました。診断を受けたのは二男が3歳になる直前です。

(生後2カ月頃。お宮参りもずっと寝ていた)

2500g以下の低体重児で産まれてきた二男は、とてもよく寝る赤ちゃんでした。上の子たちは、抱っこしないとずっと泣いていたこともあり、ベビーベッドで大人しく寝る二男に、ずいぶんと手のかからない子だなぁとすら思っていました。ですが、新生児期を過ぎたあたりから、「ん?」がでてきたのです。

「なかなか目が合いません」

生後2カ月の検診で「何か気になることはありますか?」とのかかりつけ医からの質問に、思わずそう答えていました。新生児期を過ぎると、赤ちゃんの表情は少しずつゆたかになりますが、二男はぼんやりしている時間がとても長い気がします。でもまぁ赤ちゃんの発達は個人差が大きいと言うし、小さく産まれた二男のことだから、発達もゆっくりなのかも。ハキハキ物申すかかりつけ医からは「お母さん、気にしすぎ!」と一蹴されだろうと思っていたのですが。

「早めに、専門医に診てもらおう!」

予想外の返答に、この子には何か障害があるのかもしれないとの一抹の不安が心に広がっていきました。

(生後4カ月頃の二男。よーく見ると起きてる?)

「赤ちゃんの成長に対する不安の風船は、日によってパンパンに膨れて破裂しそうになったり、はたまた「気にしすぎかなぁ」と萎んだり」

当時の日記には、二男の成長に対してこのように書いていました。この頃は、不安で押しつぶされないように「気にしすぎだよね!」と思うことで、気持ちをコントロールしていたような気がします。

次回に続きます。

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