前回からの続きです→②
2016年夏から2人目の育休にはいりました。育休直前に受験したTOEICテスト(IP)の結果は655点。
「履歴書に書ける点数は600点以上」
とよく言われているため(今はもっと高いのかも知れませんが)、私のように中学英語からやり直した人が初めに目標にする点数レンジかと思います。
そのため、600点を超えた時は「やっとここまで到達できた」と嬉しかったことを覚えています。
一方で、「600点のレベルってこの程度? 」 と自分の英語力と照らし合わせて呆然としました。
TOEIC受験をはじめた頃は、もっと600点台の英語力が高いと思ってたんですよね(ペラペラ会話できるくらい)。
目標スコアはクリアしたものの、まだまだ「英語で仕事できるレベル」とはいきません。2人目育休中も継続して勉強することに。
こう書くとめちゃくちゃストイックに見えてしまうかも知れませんが、実際はただ単に英語が面白くなり、また勉強することが習慣になってきただけでした。
4|スコア655→695(9ヶ月間)
スコア600点台で感じていた、特に足りない英語力は、
- リスニングはほとんど単語しか聞き取れない
- 文章は読めても、とっさの会話で文が出でこない
そこで、当面は「リスニング」と「会話」に力を入れることに。
発音・音読・瞬間英作文の3つを中心に行いました。
どれも英語を声に出すトレーニングばかり。
育休に入る前はひたすら静かに英語を読むだけだったので、その反動だと思われます。
主に使っていた教材は、発音が『英語耳』、音読が『TOEIC公式問題集』のスクリプトです。
また「瞬間英作文」は何冊かやりましたが、会話フレーズを通して中学〜高校の英文法のおさらいができるコチラ↓が一番良かったです。
同シリーズで『瞬時に出てくる英会話フレーズ大特訓』もオススメです。この2冊で20回ほど繰り返し「瞬間英作文」のトレーニングを行いました。
「発音」「音読」「瞬間英作文」は同時進行で勉強しましたが、産後は体力回復と精神的な疲れを考慮しつつ勉強負荷をかえました。
それぞれの勉強負荷を比較すると、軽い順に「発音」<「音読」<<<<「瞬間英作文」です。
「発音」は頭を使うというよりは、ザ・トレーニングといった感じで、ひたすらCDの真似をして声をだします。産後のぽやーっとした頭でも大丈夫でした。
「音読」はただ読むだけだとお経になってしまいます。文の構造を意識しつつ、出来れば文の塊ごとに暗唱するイメージで読みました。
「瞬間英作文」は日本語文を見てを瞬時に英語に直すという勉強法です。パッと英語を組み立てるため頭をつかいます。
その分、勉強時間に対する効果は高いのかなと感じました。ただ、非常に疲れるので1日1時間が限界・・
産前は、1人目育休同様に勉強のゴールデンタイムでした。
そして、産後。
今回は勝手知ったる2人目、また新生児からよく昼寝をする赤ちゃんだったこともあり(1人目は本当に寝ない赤ちゃんでした)、産後2ヶ月からゆるく勉強を開始しました。
と言っても机に向かってゴリゴリというわけではなく、
- 赤ちゃんを抱っこしながら「音読」や「発音」
- 赤ちゃんの目を見つめて「瞬間英作文」で語りかけ
子守唄や絵本の読み聞かせのかわりに、私の拙い英語を聞かせて2人目を育てています(笑)
抱っこしながら「英語勉強」をすると直ぐに寝てくれました。
産後2~3ヶ月は、頻回授乳と3時間おきの睡眠だったため疲れがマックス。
この時期は毎日1時間ほどの「発音」や「音読」が中心でした。
産後4~5ヶ月は、夜間授乳はあるものの母子ともに生活のペースを掴んできた頃。
だんだんと負荷の重い勉強にシフト、1日1.5〜2時間ほど勉強できました。
そして産後6ヶ月。
前回のTOEIC受験から9ヶ月経過していることだし、ここらでちょっと勉強の効果を確認しておきたい。
TOEIC公開試験を受験します。
そしてスコアは695点になりました。
ここまでの2人目育休中の勉強時間は、産前が160時間(=4時間×40日)、産後で150時間(=1.5時間×20日×5ヶ月)くらいでした。
まとめ
2014年から2017年にかけてTOEICを集中して勉強してきました。
結果、スコアは345→695に350点アップ。
かかった勉強期間は約2年半、トータル勉強時間は700時間強でしたが、なぜかもっと勉強していた気になっていました。
それぞれのスコア別に勉強時間と主にやっていた勉強をまとめると、
- 345→480:文法(メインのテキストは『Basic Grammar in Use』、『究極のゼミ Part 5』)を約240時間
- 480→595:語彙(『キクタンTOEIC TEST SCORE 600』)を約60時間
- 595→655:長文読解(メインのテキストは『究極のゼミ Part 7』)を約100時間
- 655→695:発音(『英語耳』)、音読(『TOEIC公式問題集』他)、瞬間英作文(『会話できる英文法大特訓』他)を約310時間
本気で英語を習得したいと思った時、これから自分の時間をどれくらい勉強に費やせばよいか目安を調べたことがあります。
その際によく目にした時間は、
「大人になってから外国語をマスターするまでにかかる時間は平均2,000時間」
参考までに、コチラのサイトも貼っておきます。
…米国国務省の機関FSIの調査によれば、日本人が英語を習得するためには目安3000時間が必要とのことでした。
一般的な日本人の場合、中学高校等で1000時間程度は既に英語学習に触れているということで、ひらたく言うと大学生以降は残り2000時間の学習時間が必要です。
コチラのサイトから引用しました。
700時間だと、1/3程度は勉強している計算ですね。
ほんっとにまだまだ道半ば、先は長いなと思います!
残り1,000時間勉強を続けるとして、1日1時間を英語に捻出したとします。
平日20日で月20時間、年240時間・・
トータル2000時間が見えてくるのは後4年後ですね。
気長にボチボチやっていきます。
最後に、これからの「英語」との付き合いかた
そんなわけで「英語」自体はライフワークとして勉強半分・趣味半分で続けていきたいなと思っています。
そこで、これからの目標は、
「子どもと一緒に英語を楽しむ! 」
親の趣味に付き合ってもらいます(笑)
2人でテレビ観てる図、好きなことなら一生懸命です
実は、2017年春に695点を取得してから半年以上TOEICから離れていました(現在はスコア700点を目指して勉強を再開しています)。
その頃は、これから楽しく英語を続けていける方法を模索していました。
私の場合、時間を忘れて没頭できる趣味がひとつだけあります。
それは「読書」
今の英語力ならば簡単な洋書は読めるかもしれない、
物語の世界に没頭できれば無理なく楽しみながら英語と触れ合い続けることが出来るかもしれない。
そう考え「多読」という勉強方法に行き着きました。
▽「多読」にご興味があるかたは、こちらの本を一読されることをオススメします。
英語多読法 やさしい本で始めれば使える英語は必ず身につく!(小学館101新書)
そこでこれからは、
- スコア700点を目指してTOEIC中心の勉強を続ける
- 合間に海外児童書を読んで息抜き
の2本立てで「英語」を続けていこうかなと思っています。
また、機会があれば「多読100万語への道! 」についてもブログで触れたいと思いますが、今回の「TOEICスコア300点アップまでの道」はこの辺で。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
▽ 追記、3人目育休も「英語学習」をしてました