「2歳差育児ってどのくらい大変?」
下の子の妊娠中に、2歳差きょうだいを持つ先輩ママにこの質問をしまくっていました。これからスタートする0歳2歳との生活が想像できず、とにかく不安だったのです。
すると皆さん、口をそろえてこう教えてくれます。
「一瞬、めちゃくちゃ大変であんまり覚えてないけど、すぐふたりで遊ぶようになるよ」
……うん、確かにそうかもしれないけれど、できたらその「一瞬めちゃくちゃ大変」のレベルが詳しく知りたい。
というわけで、わが家の「0歳2歳の一年間」をざっくりまとめてみようと思います。題して、2歳差育児ってこんな感じ。
ただ、実は産後の出来事はほぼ記憶から抜け落ちてしまったので、上の子の保育園連絡帳を読みつつ、振りかえりたいと思います。
1|妊娠中
妊婦のとき、長女はまだ1歳でした。オムツ替え、食事、お風呂など、お世話は盛りだくさん。とはいえ、振りかえると2~3歳の子より自己主張がなく(あっても親のペースで事が進む)、比較的落ち着いた毎日を過ごしていたように思います。
お風呂上りになかなか着替えなかった◯◯ちゃん。「ヤダヤダ!」と笑いながら逃げ回ります。
甚平をみせ、「コレ着たら、いつお祭り始まっても見に行けるよ」と言ったところ、「おまつり……」と大人しく着てくれました。
騙してゴメン。来週はお祭りに連れて行こうと思います。
子供騙しが通用していますね。
2歳が近づくにつれ、次第に「イヤイヤ」するようになりました。とくに保育園お迎えのときは、「まだあそぶ!」と強固な態度で帰ろうとしない。体重10キロを抱きかかえて帰っていました。
2|出産~新生児
「お母さんのお腹のなかには、どうやら赤ちゃんがいるらしい」
分かっているのか、分かっていないのかの長女(2歳)。突然、赤ちゃんをみたら驚くかな?やきもち妬いたり、赤ちゃん返りしたりするかな?ふたりの初対面のときは、楽しみでもあり不安でもあった瞬間でした。
赤ちゃんを連れて帰宅したところ、よしよししたり、「キャーー!」と奇声をあげて走りまわったりと大興奮でした。
◯◯ちゃんの布団に赤ちゃんを寝せたところ、「これは、○○ちゃんのでしょ!」と激しく主張していました。
新生児と退院してすぐ、「ベビーベッドは不要」と判断した自分を悔やみます(1人目育児ではほぼ出番なしでした)。2人目以降は、絶対に必要なものでした!
即座にベビーベッドをレンタルします。上の子が走り回る部屋のなかで、ここが新生児の唯一の安住の地となりました。
赤ちゃんと暮らしはじめて2日後、
「○○ちゃんはお姉ちゃんになったから、トイレでおしっこする」と言いはじめました。試しにトイレに座らせてみましたが、オシッコはでませんでした。
いきなり飛び出した「お姉ちゃん」発言には驚きました。子どもって、急に成長するんだなぁ…。
3|1ヶ月〜3ヶ月(ねんね期)
よく寝るタイプの新生児だった下の子ですが、生後1ヶ月から授乳や抱っこであやしている時間がぐんと増えました。
同時期に、長女の赤ちゃん返りが本格的にはじまり、育児は一気にハードモードに。
パパが赤ちゃんにミルクをあげている姿をみて、「○○ちゃんも飲む!○○ちゃん、赤ちゃんだもん!」と泣きながら訴えていました。
私が授乳していると、「○○ちゃんもおっぱいあげる!」と胸をだしました。
赤ちゃん役とママの役、両方やりたいようです。
「0歳4月での職場復帰は無理かも」。私がそう思いはじめたのもこの頃から。
長女のときは、0歳6ヵ月で復職しています。昨今の保活事情を鑑みると、やはり0歳4月が保育園に一番入りやすい(逆にこのタイミングを逃すと、超絶苦戦することが目に見えている)。当然、下の子も0歳で保育園に預けるつもりでした。が、2歳差育児の洗礼を受け、仕事復帰の自信が一気になくなります。
結局、4月復帰は見送ることにしました。
保育園の行き帰りに「抱っこ〜」となった○○ちゃん。
抱っこをして、『あわてんぼうのサンタクロース』のメロディで「あまえんぼーの◯◯ちゃん、しかたがないかーら抱っこだよ」と歌ったら大喜び。何度もリクエストしてきました。
保育園までは徒歩20分かかります。首座りまえの赤ちゃんを抱き、2歳はベビーカー。のはずが、道中ずっと「抱っこ~」となる長女。この頃は、時には子の要求に答え、時には断固スルーし、日々が悪戦苦闘の登園でした。
4|4ヶ月〜7ヶ月(寝がえり期)
長女のとびひが悪化したため、皮膚科に毎週通院することになりました。もしかしてストレス?と心配になります。
○○ちゃんが夜泣きで起きるようになりました。夕方は赤ちゃんがよく泣くため、私もイライラしてしまいます。◯◯ちゃんもストレスが溜まってきたのでしょうか?
今朝はふたりで早く起き、一緒にパズル遊びをしました。
保育園の連絡帳には長女の良いところを書くようにしていますが、改めて読み返すと愚痴も結構多いです。また、スマホにもこの頃の写真がほとんどない。渦中のときはあまり意識していなかったけれど、育児疲れがピークの時期でした。
2歳半になった長女は、ベビーカーではなく徒歩がよい!と主張しはじめました。保育園の行き帰りは、毎回寄り道してばかりで1~2時間かかることもザラでした。
帰り道にある花壇の白い石を持ち帰ろうとするので、「これはダメ」と教えています。
すると昨日は、「この石は持っていかない。これは食べられない」と言っていました。前は食べるつもりだったのかな?
娘は、抱っこしてほしくなると、「風こわい、抱っこしてー」と遠回しに伝えてきます(たとえそよ風でも)。その言い方がとてもかわいいなぁと思っていました。
しかしながら、さすがに0歳2歳のダブル抱っこは腰がきつい。下の子が生後7ヶ月(腰がすわったタイミング)でついに電動自転車の購入に踏みきりました。
自転車生活がはじまりしばらくして、0歳2歳育児が楽しいと感じる瞬間が増えてきました。私の育児ストレスの最大の原因は、子連れの移動だったことに気付きます。
5|8ヶ月〜11ヶ月(ハイハイ期)
赤ちゃんが、ハイハイで活発に動くようになりました。姉弟で遊ぶ姿も見られ、長女の赤ちゃん返りが収束してきた頃。
赤ちゃんが動くようになりました。◯◯ちゃんの後をしきりに追いかけ、膝の上にのったり、髪を引っ張ったりします。
◯◯ちゃんは少しイヤみたいで、「ダメだよ!おかーさん、弟くんを抱っこして」と言っていました。
下の子が8ヶ月のとき、娘が保育園を1週間休みしました。赤ちゃんが産まれてから初の病欠です(逆に、それまで元気に登園していました。すごい!)。
ですが、1週間ひとりで2歳0歳をみるのは正直しんどかったです。2歳姉が一生懸命につくったブロックを0歳8ヶ月弟が全力で壊しにいく様はカオス以外のなにものでもなかった…。
赤ちゃんに対しイライラが募った長女は、「おかあさん、○○くんおんぶして」と、私に的確な指示を出していました。
そんなふたりの関係は、下の子が9ヶ月になった頃から少しずつ変わってきました。きょうだいで長時間遊べるようになったのです。
○○ちゃんが保育園に行っている間、弟くんはお姉ちゃんのこと探しているよ、と教えてから、お迎え後は真っ先に「弟くん!」と、赤ちゃんをギュッとします。
昨夜は布団のなかで「昼間は○○ちゃんがいなくて寂しかったね〜」と赤ちゃんに話しかけていました。
この頃から、ツーショット写真もたくさん撮れるように!
6|まとめ
2歳0歳の2歳差育児は、
- 新生児:0歳2歳の絡みはなし
- 1ヶ月〜3ヶ月:2歳の赤ちゃん返りがスタート。0歳は抱っこしないとグズる
- 4ヶ月〜7ヶ月:2歳のイヤイヤ期が本格化。0歳は夕方からグズる
- 8ヶ月〜11ヶ月:2歳の赤ちゃん返りが収束。0歳はよく動きよく笑う。2人で遊ぶようになる
そして現在。3歳1歳の2歳差育児は、子どもの世話という点では「ラクになったな」と感じることが多くなりました。
もし、2歳差育児の大変さを聞かれたとき、私はきっとこう言うと思います。
「一瞬、めちゃくちゃ大変だけど、すぐふたりで遊ぶようになるよ!」