今回はKYのお話です。
と言ってもKY(=空気・読めない)じゃなくて、KY(=危険・予知)の方。
子どもとの生活は危険がいっぱい!
KY(危険予知)ってなに?
私は以前、化学メーカーで働いており、化学工場や理科の実験室みたいなところが主な職場でした。
大型機器や危険な薬品を扱う仕事です。
そんな、工事や製造など危険個所が多い職場では、事故や災害を未然に防ぐために「危険予知(KY)訓練(=その作業に潜む危険を予想して指摘する訓練)」を日々行っています。
20代の頃に仕事で身についたKY癖。未だに抜けなかったりします。
そして子どもとの生活が始まり・・気がつくと本日もKYしてたりするのです。
実際にやってみた
それでは、実際に日常生活のKY訓練をやってみましょ~
【KY事例1】子どもが布団で遊んでいます↓ 危険箇所をあげよ。
模範解答:
君たちー! まじでほんとやめてー!
布団は滑り台じゃないんだよ。
ほら、2人同時に登るとぶつかって痛いよ!
あーー言わんこっちゃない。
傍から落ちてケガするよ!
もう危ないから本当にやめなさいって(怒)
はい。すんなりKY出来てますね。
「起こりうる事故」を的確に予測して大声でアナウンスしています。
素晴らしい。
では、もう一問
【KY事例2】ある日の1歳児のお昼ご飯です↓危険箇所をあげよ。
模範解答:
はーい。今日はメンメンだよぉ。
長いとノドに詰まっちゃうから、ちゃんとメンメン短く切りまちたよぉ
あ。熱いと舌をヤケドしちゃうね。フーフーしてあげる。
フーフー。はい、冷めたよ。あーん
はい。
とっても良いですね。KY、完璧に出来てます。
麺がノドに詰まるかもしれない(危険予知)→ 麺を短く切る(対策)
熱くて舌をヤケドするかもしれない(危険予知) → フーフーで冷ます(対策)
と、対策までバッチリです。これで事故や災害は未然に防ぐことができますね。
それでは、この後どうなったか見てみましょう。
「はい、アーン。」
麺の入ったスプーンを子どもの口に近づける。
すると何を思ったか一歳児、ママの真似をして「フーフー」
スプーンの中の麺とスープが吹き飛ばされて床に散乱。
せめて子どもの服と椅子だけでも拭こうとティッシュで片付ける。
その間に一歳児。トレーの端をつかんで自分の方に引き寄せる。
この無印のトレー。摩擦損失がほとんど無いんじゃないかというくらい、軽い力でスルスルと机の上を滑るのだ。
そして遂に、1歳児はトレーを机の端まで持っていくことに成功。トレーは床に落ちて、麺とスープとお茶が散乱し……
ああああああああーーー!!
呆然と立ち尽くす母と、床に落ちたメンメンを食べようとする1歳児であった。
昨日の出来事です。
半泣きでこれはブログに書くっきゃないと思いました。
回りくどい愚痴に、お付き合い頂きありがとうございました。
さいごに
育児でつくづく思うことは、子どもって予測不可能な行動をする!
なので、
「最悪のケースを想定しろ、奴は必ずその少し斜め上を行く!」
(マンガ「レベルE」の名台詞です)
そんなわけで、少しでも危険に対して感度を上げるため、日々のKY訓練をしてみてはいかがでしょうか?
それでは本日も、「ご安全に!!」
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