今年のゴールデンウイークは義理実家で1週間過ごしました。
帰省中は親戚の子ども達も集まり毎日がお家保育園のよう。
なかでも4歳姪と3歳むすめの長女コンビはすっかりお姉さん。つねに2人の世界で遊んでいました。
昨年までは大人がつきっきりで相手していたことを思うとずいぶんラクです。
ただ、やはり自分の思い通りにならないとしだいにイライラ…
突如ケンカが勃発します。
「二人ともケンカはやめなさい!!!」
・・と、以前のわたしは誰よりも大きな声で叱っていました。
しかし仲裁に入ったところで火に油。
上手くその場が収束することって稀ですよね。
(だいたい泣きわめく子どもを無理やり引き離しておわり)
複数の子どもを一緒に遊ばせるとき、それを見守る大人は子ども達とどのように接すればよいのでしょうか?
今回は子ども達と1週間過ごすなかで感じた、わたしなりの「上手な接し方」についてまとめます。
(あくまで実践したことの記録です。生温かく見ていただけると幸いです)
サクッと見る
2人以上の子どもとの接し方は?
3歳娘、少しまでは「なんでなんで」の時期でした。
会話は壊れたラジオのように「なんでなんでなんで・・」の繰り返し。
ところが最近、「なんで?」から「そうか!」に変わってきました。
説明されたことが理解でき、会話を通してより深くコミニュケーションがとれるようになってきたんですね!
感慨深いです。
わが家の子育ては、新しいステージに入ってきたなと感じています。
さて、そんな3~4歳の子ども達、大人顔負けの会話ができる2人です。
わたしがこの2人と接する上で気をつけたことは?
① とにかくいっぱい褒める
今までは、仲良く遊んでいるときは「うんうん、2人とも元気に遊んでいるね、良いね〜」と、心の中で思うだけでした。
微笑ましく見守っている… つもりでした。
ですが、いくら肯定的に思っていても子ども達に伝わりません。
そこで今回は、積極的にどんどん褒めることを心がけました。
「2人とも順番にオモチャを使ってエライ!」
「仲良く遊んで、お母さんはうれしいな♡」
褒める回数を増やすと、2人とも「えへへ〜」と嬉しそうな反応を示してくれます!
はっきり言ってしまうと褒め方って難しい。
これから訓練して効果的な褒め方を身に付けたいと思っていますが…
今回はシンプルに「子どもの行動を具体的に褒める」という1点だけを意識しました。
(「◯◯ちゃんはいい子だね」と子ども自身を褒めるのではなく「弟くんに優しくしてくれてありがとう」といったように行動を指して褒めました)
② ワガママは無視して別の子を褒める
しかし・・
子どもが2人以上いるとケンカはつきもの。
思い通りにいかないときやオモチャの取り合いで30分に一度は揉めていました。
そんなときは、ケンカの仲裁に入らずとりあえず無視(叩くなどひどいケンカにならない限り)
一方で、ご機嫌に遊んでいる1歳の弟・妹をつかまえては「ご機嫌で遊べているね、楽しいね〜」と全力でヨシヨシ
このとき、「お姉ちゃんと違って、弟くんはご機嫌で遊べてエライ!」と比較したり、上の子をけなしたりしないことに気をつけて下の子を褒めました。
③ 揉め事が解決したらすかさず褒める
すると、感の良い女の子2人。
下の子が褒められている姿をみて、不機嫌ながらも落ち着きを取り戻しました。
すかさず
「静かになってくれてありがとう」
「我慢したんだね、エライよ」
とめちゃくちゃ褒めました。
もう頭をクシャクシャ撫で回します。
(やりすぎかってくらい)
「褒める」「無視して褒める」を繰り返した結果…
とくかく
褒める!叱らず無視する、そして褒める!!
を繰り返して子ども達と接した1週間でした。
子どもがケンカをはじめて場の雰囲気が悪くなっても、このやり方で3回に2回くらいは収まりました。
また叱らなかったことでわたし自身もあまりイライラせずに過ごせたと思います。
最後に、大人以上に褒め上手だった4歳姪の言葉を少しだけご紹介します。
トマト嫌いの3歳娘に対して、
「トマト食べたらプリキュアさんみたいに可愛くなるよ!」
と励ます4歳姪。
そして、むすめがなんとか口に運ぶと「やった!頑張ったね〜〜!!」と一緒に大喜び。
「トマト食べなきゃダメだよ!」といった否定的な言葉ではなく、自然とポジティブな声掛けをしています。
子どもから学ぶことって多い…
これからも4歳姪にならって、わたし自身も褒める・励ますを積極的にしていきたいです。
最後に「ペアレントトレーニング」を実践しています
今回実践した「褒める/無視する」の一連のやりとり。
実はこちらの「読んで学べるADHDのペアレントトレーニング」を参考にしています。
少し前まで、ひたすらイライラ/ギャン泣きで、なかなか気持ちを切り替えることができない3歳児に対して、接し方を悩んでいました。
(最近はずいぶんと落ち着いてきました)
そんなわたしにとって「ペアレントトレーニング」という方法はすんなりと身にしみました。
これから、本を通して学び実践したことをブログでアウトプットしていければ… と思っています。
▽「ペアレントトレーニング」は手元に置いて時々見返します
読んで学べるADHDのペアレントトレーニング――むずかしい子にやさしい子育