英語力が、深刻な本業の足引っ張りになることに気がついたアラサーの頃。
ようやく重い腰をあげて本気で「英語学習」に取り組むことを決意しました。
と言っても、何から手をつけて良いものか・・
そこで「結果」が分かりやすく、学習を続けるモチベーションを保つためにも、まずはTOEICスコアを上げるところからスタート。
勉強を開始するにあたり、はじめに気になったことは、「何を・どのくらいの期間勉強したら、何点あがるのか?」という目安でした。
その際に参考にしたのは、個人ブログサイトの『自身の経験による「スコア遍歴」や「勉強時間・内容」をまとめた記事』の数々。
夜な夜な検索してはブログエントリーを漁るように読み、「これぐらい勉強すれば自分も・・」と気持ちを奮い立たせていました。
今回は、そんなスコア記事を公開してくれた先人ブロガーの方々に感謝を込め、私自身の経験もどこかの誰かの勉強のお役に立てれば良いなと『私のスコア遍歴と勉強内容』を公開します。
しょぼいスコアで恥ずかしいのですが、
- 育休中・子育て中に何か勉強を始めたい方
- 中学生レベルの英語からやり直したい方
の学習の励みになれれば嬉しく思います。
TOEICスコア遍歴
私のスコア遍歴です。
勉強時期と子ども2人の育休がラップしていますのであわせて記載。
- 345:2014年6月→1人目育休直前
- 480:2015年6月→1人目復帰直後
- 595:2015年9月
- 655:2016年6月→2人目育休直前
- 695:2017年3月→2人目育休中
元が低いので、勉強時間に応じて順調に上がっています。
こちら↓のサイトの『現状のスコアから目標スコア達成までにかかる学習時間の目安』を参考にすると、
350点 → 650点(+300点)に必要な学習時間の目安は700時間。
自分の貴重な時間を700時間以上かける価値が「TOEIC600点台の人生」にはあるのか・・
きっとあるはずです。
1|スコア:345→480(1年間)
345点は1人目育休前のスコア、そして480点は育休復帰直後のスコアです。
どちらも、毎年会社で受けるIPテストの結果となります。
スコアアップは育休中の勉強の成果。点数が上がって単純に嬉しかったです。
育休中はどのくらい勉強できたのでしょうか?
産前・産後・慣らし保育の3つの期間毎に分けてまとめます。
と、その前にTOEIC300点台の英語力について。
TOEICは4択のマークシートですので、全200問を適当に塗っても確率的に250点程度取れると言われています。
そんな中で300点というのは、リーディングもリスニングも確信を持って解答できたものはほぼない、ということになります。
DMM英会話ブログのコチラの記事より引用
いたいいたい、、
おっしゃる通り。
中学英語くらいは何となく分かっていたつもりでしたが、まあ何も読めない。
知っている単語を頼りに、何となーく文章の意味を推察する(そして大概間違っている)、がこの頃の現状。
そのため、育休中はほとんど「文法」をしていました。
1人目の産前休
お腹はパンパンでそこまでアクティブに動けるわけではありませんが、体調さえ良ければ、それなりに自分の時間を楽しむことができる「産前休」。
私は、有休消化も含めて1人目予定日の約2ヶ月前から休みに入りました。
最後の自由時間、何をする!?
もちろんガリ勉です。
ここで一気にトップギアに入れ、毎日4~5時間していました。
ずっと仕事していたんで、久しぶりの勉強が楽しかったんですよね。
メインで使っていた教材はコチラ↓
▽English Grammar in Useシリーズ、アメリカ英語版・初級
Basic Grammar in Use Student’s Book with Answers and CD-ROM: Self-study reference and practice for students of North American English
▽English Grammar in Useシリーズ、アメリカ英語版・中級
Grammar in Use Intermediate Student’s Book with Answers and CD-ROM: Self-study Reference and Practice for Students of North American English (Book & CD Rom)
English Grammar in Use(イングリッシュ・グラマーインユース)のシリーズです。この教材は洋書で、英語の文法を英語で解説しています(英語圏の語学学校で広く使われている英文法書とのこと)。
TOEIC300点台の英語力では理解できないかな、と思いつつ手に取りましたが、平易な英語で書かれているため十分読むことができました。
見開き1ページの左に「文法の解説」、右に「演習問題」という構成です。
勉強すること自体に慣れていないこの頃は、演習問題をひたすら解く、というお膳立てされたドリル方式が合っていました。今日はここまでやろう、などと目標管理しやすかったです。
産休に入ってから出産までは勉強のゴールデンタイム。約150時間(=5時間×30日)勉強しました。
1人目産後→育休
初めての出産、初めての育児。
はい、
はっきり言って勉強どころではありませんでした!
産まれるまでは、ずっと家に居るわけだし合間に出来るかな、とタカをくくっていましたが、1人目育休中はほとんど勉強らしい勉強はしていませんでした。
赤ちゃんの育てやすさ(お昼寝たくさんするとか)にもよると思いますが、1人目が生後5ヶ月くらいまでは毎日必死すぎて記憶がありません。
一方、2人目は生後2ヶ月くらいから「ゆるい勉強」を開始しています(詳しくは、2人目育休中に書きます)。赤ちゃんとの生活に慣れてペースをつかむまで、2人目のほうがやはり早かったです。
この頃は、英語とは付かず離れずの距離感を保って、
- 英語の絵本を読み聞かせ
- 赤ちゃんをあやしながらひたすら海外ドラマを観る
など、楽しむ範囲で接し続けることを心がけていました(どこまで効果があったかは不明ですが……)。
▽子どもの頃に好きだった「がまくんとかえるくんシリーズ」、簡単な英語で書かれており内容がスーッと入ってきます。読み聞かせに最適でした。
Frog and Toad Are Friends (I Can Read Book 2)
慣らし保育
「慣らし保育」の期間中は、育休中における第二の勉強ゴールデンタイム。
2015年4月から保育園に通うことになった娘。
登園初日は午前中の2時間のみ、徐々に預ける時間を延ばして保育園に慣れさせていきます。
園の方針にもよりますが、2~3週間ほど「慣らし保育」の期間を設け、その間、保護者は自宅周辺に待機するというパターンが私の周りでは多いです。
そこで、復職は4月末に調整し、この「慣らし保育」期間中に空いた時間はまるっと英語勉強に当てました。
私自身の仕事復帰の慣らしも兼ねて、子どもを保育園に預けた後は自宅に帰らず図書館にこもってゴリゴリ勉強です。
この頃から本格的に「TOEIC」に特化した勉強を開始。
TOEIC試験はPart1~7まであります。
初心者は満遍なく全パートをやるよりは、ひとつのパートに絞って徹底的勉強するほうが点数アップしやすいとTOEIC攻略パターンで見かけました。
そのため、まずはPart5&6の「文法」を強化。
私が使った問題集は、コチラ↓の旧版です(現在は「新形式」に対応した最新版が出ていました)。
【新形式問題対応】TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 5 & 6
「究極のゼミ」シリーズはTOEIC対策本のベストセラー。解説が丁寧でわかりやすい、まさに勉強をスタートしたばかりの初心者にピッタリです。
私は答えの解説を読んで「品詞」ってなに?なレベルだったので、こちらの本で「文法」を体系立てて理解することが出来、とても参考になりました。
英語ができないってことを「あ。自分理系なんで」と言い訳にしていたのですが(汗)
「文法」って数学の「公式」みたいなもので、一度ルールを覚えてしまえば応用もきくし楽しい! 理系向きだよなー。
勉強の面白さを実感できた頃でもありました。
「慣らし保育中」の勉強時間は約90時間(=6時間×15日)ほど。
②に続く
次回は怒涛の「職場復帰編」。
基本、ダラ会社員の私です。果たして仕事と育児の両立の合間に「英語勉強」を続けることが出来るのでしょうか・・。
続きます→②